2016/10/11

市街地遺跡 (マチュピチュ遺跡)

English  ⇒ SHOTs rambling the World
マチュピチュの市街地遺跡    ・・・ 「市街地入口」の門から入り、「神聖な広場」へ向かいます。

見張小屋から段々畑の上部を歩いて、市街地入口へ

段々畑(生産区域)と市街地(居住区)の境界には深い濠と高い壁があり、はっきり区別しています。

石垣で囲まれた市街地の正門

門の前に立つと、正面の山 ワイナピチュの姿が 門のフレーム の中にピッタリと収まります。

門の高さは、2m20cm、 その上に渡された大石は、3トンあるそうです。

門を通って市街地の中から、今来た方向 見張り小屋を振り返ります。

段々畑 (アンデネス)の最上段にある見張り小屋

通路脇には、 カリャンカ と呼ばれる訪問者の休憩所や宿泊所だった建物が並んでいます。

市街地は、中央に細長い広場があり、高い左側が神聖なエリア、低い右側が居住エリアに分かれています。

神聖なエリアの中心 「神聖な広場」は、その3方を3つの建物 「主神殿」 「3つの窓の神殿」 「神官の館」 で囲まれています。

3つの窓の神殿 (Templo de Las Tres Ventanas)  ・・・ 窓は、太陽が昇る東側を向いています。

主神殿 (El Templo Principal)   ・・・ 世界を創造したピラコチャ神の為に建てられたと言われる神殿。

神聖な広場の背後には、石切場が見えます。 マチュピチュの石は、全てここから切り出された花崗岩だそうです。

ミニ植物園と言われる小さな庭に、コカの木がありました。


市街地の中にあるこの門にも、ワイナピチュがぴたりと収まります。

動画 (60秒) 市街地遺跡の様子です。

メイン広場 (Plaza Principal)  北から南へ段々になって広がるテラス状の広場。様々なイベントや儀式が行われたそうです。



これらの建物には、かって草葺屋根が掛けられていたそうです。

ワイナピチュを登る人影が見えます。市街地からは250m~300mの高さですが、険しい岩山です。


水汲み場 (Las Fontanas)  ・・・ 遠くの山から石の水路を使って水が引かれ、16の水汲み場あるそうです。

コンドルの神殿 (Templo del Cóndor)    儀式の際、コンドルの頭を表したこの石の上に生贄のリャマを捧げたとのこと・・・

コンドルの頭の背後の石積みは、自然石と石を巧みに組み合わせ、コンドルが羽を広げた姿をイメージしているのではないか? とのこと。

岩の隙間に、ビスカーチャ (アンデス・ウサギ) 発見   ・・・ アンデス・ウサギと言っても、ねずみの仲間です。

酸素が薄いため、無駄に体力を消耗しないように、普段はほとんど動かないそうです。

マチュピチュ市街地は以上です。   ⇒ 訪問国一覧に戻る

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